セルロースファイバーとは、新聞残紙などの木質繊維を主原料とした綿状の断熱材です。新聞残紙などを細かく繊維状にし、それに「ホウ酸」(ゴキブリよけや 目の洗浄などに使われる、人体に無害な物質)を混合し、攪拌(かくはん)したものです。古紙の再生利用により、グリーンマーク、エコマークの指定を受けて います。
岩手の冬は寒く、朝晩の寒暖の差も激しい、また、夏は暑く湿度も高くてジメジメするという、住むにはとても厳しい環境です。長谷川ホームがこだわり続けたのは、「冬暖かく、夏涼しい家」をつくること。加えて「湿度に強く、防音効果のある家」であれば完璧です。
その完璧な家づくりに最適な素材として、「セルロースファイバー」という断熱材の存在を知りました。日本では比較的認知度が低いながらも、欧米ではその歴史と実績が大きく認められています。大変優れた効果のあるセルロースファイバーを新築住宅とリフォームに標準仕様として、「冬暖かく、夏涼しい家」をご提供します。
セルロースファイバーは天然の木質繊維です。繊維の中に自然のままの空気の粒子が含まれ、断熱性能と防音性能に優れています。日本での知名度はまだまだ低いですが、安全基準に厳しいアメリカで4割近いトップシェアを獲得、60年の実績を誇る大変優れた断熱材です。
優れた断熱性能を持つ セルロースファイバー を、隙間なく吹き込むことで、夏は外部からの熱の侵入を抑え、冬は室内の熱を逃しません。家の中での温度差が少なく、快適な住環境となります。
防音材としても優れた性能を持つセルロースファイバーは、隙間のない施工によって日常生活の音、屋外からの騒音、室内から屋外へ逃げるプライベート音を和らげます。効果的な防音材として、国際的に高い評価を受けています。
木質繊維特有の吸放湿性が、状況に応じて水分を吸ったり吐いたりするため、適度な湿度をもたらして、天井・壁・床などの表面と内部の結露を防止します。セルロースファイバーは呼吸しているのです。
セルロースファイバーは、地球にもやさしい断熱材。高い断熱性能により、暖房費で約7割、冷暖房費で約3割の光熱費の節約が可能です。
セルロースファイバーは木質繊維であり、添加されているホウ酸は人体への悪影響の心配はありません。またアスベストやシックハウスの原因のひとつであるホ ルムアルデヒド、VOC(揮発性有機化合物)は一切含まれておりません。セルロースファイバーは国内でも20年以上の使用実績があります。
ホウ酸・ホウ砂によって防燃処理されているセルロースファイバーは強い炎にも表面が焦げるだけです。万一火災が発生しても延焼を防ぎ、有毒ガスも発生しません。
もし屋根が雨漏りしても大丈夫。水をはじく撥水処理がしてありますから、セルロースファイバーが水を吸って重くなり、天井が落ちたりすることがありません 。
ホウ酸・ホウ砂による特殊処理と天然素材の持つ吸放湿性のダブル効果でカビや菌の発生を防止します。だからセルロースファイバー はカビや害虫の心配もなし。ゴキブリ、シロアリなどの害虫を死滅させるのではなく寄せつけません。