ペレットストーブのこと、ご存知ですか?

木質エネルギーの可能性

こんなにも身近にある、もうひとつの新しい暮らしの選択肢。地域の森林資源を活用することで身近なところからエネルギーをつくり出します。どんな暮らし も、環境に影響を与えていくけれど、ペレットストーブは良い影響を生みだします。きっとあなたもその魅力を知って、嬉しくなりますよ。

エアコンでも灯油ストーブでもない「ペレットストーブ」をご存知ですか?木を粉砕して固めた「木質ペレット」という小さな粒の燃料を使って、温かく柔らか い炎が室内を暖める、暖炉のようなストーブなんです。この木質ペレットの原料は、主に間伐材です。間伐材は里山の手入れの際に切られる木ですが、費用をか けて処分しなければならず、結果そのまま放置されてしまうこともある困った存在でした。それを燃料として有効利用するために生まれたのが木質ペレットなの です。つまり、木質ペレットの利用が進むと、山の整備につながるので、川や海もきれいになり、良い自然環境の循環が生まれます。

東日本大震災で、電気や燃料の供給がストップし、私たちは、日本のエネルギーの在り方について改めて考えさせられるようになりました。毎日の生活に必要な エネルギーですが、日本のエネルギー自給率はわずか4%。これは先進国の中でも最も低い割合です。そして原材料は、石油や石炭などの化石燃料です。当然の ように、これらは輸送費をかけて、遠くの国から運んで来ているというのが現状となっています。






改めて日本の資源を振り返ると、そこには、日本の国土の約7割を占める「森」があります。この日本の森林率は、世界でも第3位です。けれども日本の森林の大部分は手入れが行き届いておらず、放置されており、輸入材に頼ることで林業は衰退の一途をたどっています。

荒れた森林は「木材としては使えない木があまっている」状態。しかし、これは言い換えれば、ペレットストーブの燃料となる木質ペレットの原料が十分にある ということです。ペレットストーブを使うことで、私たちは自分で使うエネルギーを、身近なところから作ることができるようになります。

昔から、火は家族の団らんの中心にありました。とはいえ、今の住宅環境で暖炉を置ける家は多くなく、ある意味贅沢な暮らしなのかもしれません。ですが、ペ レットストーブなら、大抵の家には設置ができ、着火はボタン1つです。燃料の補給は子どもにもできるほど安全で簡単で、灯油のように価格変動がないのも経 済的にうれしい。ペレットストーブは、今の家族にぴったりな、現代版の暖炉とも言えそうです。